アニメ作品ではあまりありませんが、吹き替え作品の場合にたまに見かけるテクニックです。
アフレコにおいて一番気になってしまう部分と言えば映像とずれていることではないでしょうか?
映像とずれると見ている側が違和感を感じて作品に集中できなくなります。
そこで友人から聞いた話ですがプロの声優さんは吹き替え時で映像の俳優さんの口元と翻訳したセリフの最後の音を合わせるらしいです。
これは初めて聞いた時に驚いたのですが
セリフで
Nice to meet you, my name is Risa.
これを翻訳すると
はじめまして、私の名前はリサです。
になりますよね?
英語の場合だと最後がRisaなのでリサのサの母音が口の動きになるので口の形は「あ」になります。
ただ、翻訳した場合「です」なので母音の口の動きがですのすなので「う」になってしまいますよね。
こういった違和感をなくすために翻訳のセリフを
はじめまして、私の名前はリサ
こうする事で口の動きと吹き替えセリフが合います。
これは非常に分かりやすいパターンではありますが、もっと難しく複雑な場合があるので一朝一夕ではマスターできないと思います。
これは声優のベテランの方だから出来ると言うこともありますが、作品の監督さんの許可がなく勝手にやると注意される場合もあるので確認をとった上でやっていきましょう。