演技をすると言うこと

お芝居や演技について色々と話をする部分がありますが、これは養成所や事務所、そしてその先生方によって意見は違ってきます。

まず演技をすると言う事はどういった事なのか?一言で言うと

想像力を表現する

事になります。
演技指導の方からすれば

  • 役になりきる
  • 嘘をつく

など様々な事を言われていますが一つづつ考えていきましょう

役になりきる

これは不可能です。声優さんとその演じるキャラはまったくの別人であってなりきる事は出来ません。近づく事は出来るかもしれませんが常になりきるのであれば1度に5作品の役になりきらないといけないと考えるとスムーズに仕事が出来るとは思えません。

嘘をつく

演技は嘘をついてまでするようなものではありません。
全力で嘘をつこうがつかまいが所詮は嘘です。嘘=偽物と私は捉えます。
詐欺師が嘘が得意なのは真実があるから嘘が上手なわけであって嘘は演技とはまた違った考えだと思います。

想像力を表現する

ちょっと言葉的にはわかりにくいですよね。
まず、あるキャラを演じる場合はそのキャラクターを自分の中で想像しませんか?
どんな奴なんだろうって。
そこから、シーンごとにそのキャラが何故怒っているのか、何故悲しんでいるのか?を自分自身の体験や経験とすり合わせます。

もしも、自分自身がそのキャラクターのように怒ったり悲しんだりする場合、どんな人生だったらそうなるんだろうか?
ガンガン妄想します。
その妄想を表現するのが演技をすると言う形になると考えています。

なので俳優をやっていた時は妄想力はかなり強かった自信があります。