初心者には難しい日常での感情

演技の初心者が一番やりづらいのが日常の感情表現ではないでしょうか?

アニメ声優になりたいと思う人の中にはあのキャラクターのようにカッコイイセリフが言いたいと思っていらっしゃる方も多いでしょう。
後は若い人に多いのが気が狂ってしまっているようなキャラクターや二重人格のキャラクターなのではないでしょうか?
そういったキャラクター=感情が爆発しているキャラクターが非常に多いですが、素人の人にとってはこういった感情を爆発させているキャラクターを演じるのは意外と簡単なのです。

逆にどういった演技が難しいのかと言いますと日常的な会話や日常的な感情の変化です。
あなた自身、何気ない一日を過ごしている中でも実は色々な感情の変化と言うのはあるのです。
本人は多分気がついていないことも勿論あります。

例えば人がケガをして痛そうだなと思ったり、好みの異性を見た時、焼きたてのパンの臭いを嗅いだときなどどういった事を思ってどういった事を感じましたか?

これらが日常的な感情と言われる部分です。
喜怒哀楽で考えていると
痛そうだと感じると言う部分が哀しいと言う感情に分類されます。
好みの異性やパンの臭いに関しては嬉しいと言う感情に分類されますね。
本当にちょっとした感情の変化と言うのが演技初心者の方が不得意とすると言う意味がこういった部分です。

アニメ声優の目指す人のする演技と言うのは大きな感情だけでなく、こういったちょっとした感情の変化を表現出来るようになるのも必要な条件の一つでしょうね。