感情のレベルを表現する

お芝居の勉強をし始めて初心者から抜け出した方が次にぶつかる壁の部分です。

お芝居や演技、感情に関しては色々と書いていますが、感情のレベルの表現について今回はお話し致します。

例えば悲しいと言う演技の中で感情のコントロールは可能でしょうか?

涙を流して泣きじゃくるくらい悲しいレベルや、ため息をつくくらいの悲しさなのか、あなたの中の悲しさも色々あると思います。

まずはその悲しさレベルを自分の中に設定しましょう。

個人的にお勧めなのが悲しいと言うレベルを10段階で設定します。
まず最初は、その中で一番大きな悲しみと一番小さな悲しみを設定します。

これは自分自身が想像できる範囲でかまいません。
もちろんその悲しさは本当に悲しいのか一度想像で体験してみてください。

わからない方は、親が死んだり、ペットが死んだりと人の生き死にを一番悲しいと思える部分に設定しておくのがベストですね。

そして、大したことのない悲しさを考えます。
何かしらちょっとショックな事です。学校に行ったら携帯の充電をしていない事に気づいたなどなんでもかまいません。

そして、悲しいのレベルのだいたい7~10までは涙を流す悲しさにして下さい。
なので彼女に振られた場合に泣いてしまうようであれば後半に持っていくのもありでしょう。

悲しさと言うのは人間に対して裏切りや離れていく事、そして死に関する事を考えると非常に設定しやすいですね。

後は、全て死に対して設定する事もやりやすいかもしれませんね。

最初のレベルが昨日捕まえたセミが死ぬ事で、最後のレベルに親の死を持っていく事、そして後は兄弟、友人、恋人やペットなど自分の想像の中で交通事故などでの亡くなってしまった事を想像して決めてみてください。

これは悲しみだけでなく怒りもそうですし、楽しいって感情も同様です。
難しい部分ではありますが自分自身の知っている感情をここに出して下さい。

また、それを上回る悲しみがあった場合はそのリストを改めて作り直す事も必要です。