演技力をリアルにするために

今の自分の演技をもうワンランクアップさせたい人向けで、オススメの内容です。

今現在、演技を勉強していると思いますが、演技に説得力がない、なんだかウソっぽいなどと言われた人はいませんでしょうか?

もっとひどいのは「なんでそんな感じでセリフが言えるのか?」と言う風なことです。

これら全ては私が俳優時代に言われた事がある内容です。

まず、説得力やウソっぽいことについてお話いたします。

この2つについては、あなた自身が信じていない証拠になります。
そのセリフを言時に完全にそういったフリをしているだけといいますが、そのセリフ一つ一つを本当にわかって言っているのか?
その分を見つめなおしてください。

例えば「本当にすみませんでした。」と言うセリフがあったとしましょう。

このセリフを言う時に、あなたは本当に悪いと思っているのか?
それを信じてセリフを言っているのかが問題です。

もしも、信じれない人がいればこう考えてみればお芝居の雰囲気が変わります。

誰に対して、何に対して謝罪しているのか?

これを考えて見て下さい。

何に対して謝っているのかわからないのであれば、それを理解したうえで謝ると説得力が出てきます。

そして、次に「なんでそんな感じでセリフが言えるのか?」に関してはそのセリフをまったく理解していなかった証拠ですね。

これに関しては台本の読み込み不足だけでなく、状況把握が甘かったと言う部分でしょうか。セリフだけで見れば怒っているようにも喜んでいるようにも見えるんですよね。

このような事にならないように、状況を把握する方法をご紹介いたします。
それは台本で即興をしない練習法でも説明したとおり、妄想することです。

そのセリフを言うような人生をどうやって歩んできたのかを考えるとまず間違えることは起きないと思います。

個人的には妄想するだけでなく、1本の小説を書くつもりでその人の人生を書いて見て下さい。

以上のような事をするだけで、あなたのセリフ一つ一つ、お芝居の一つ一つにリアリティが出るでしょう。