必須条件の読解力

読解力は簡単に言えば国語力とでも言いましょうか?
それを身に付ける事が声優として必要条件の一つです。

何故この読解力が必要になってくるかと言いますと演技をする上でセリフがあります。
そのセリフ一つに対して

  • 誰に対して言っているのか
  • どんな感情で言っているのか
  • どんな人がそれを言っているのか

などを考える力が必要です。
もしも話しかける相手が違う場合セリフの話し方が違ってきます

例えば、あなたの私生活で考えてみましょう。
仲の良い有人に挨拶する時と、初めて会った人に挨拶する時で考えると同じ「おはよう」でも違ってきませんか?

それに、たまたま朝に嫌な事があった時と、良い事があった時の「おはよう」も違ってきますよね。

誰に対して言っているのか、どんな感情で言っているのかそれがこの部分になります。

最後のどんな人がそれを言っているのかに関してはそのキャラや役の立場に立って考えると言う少し高度な技になります。

なので「おはよう」と言うセリフ一つとっても単純におはようとは言えないのです。
もしもオーディションで生徒Aとして受かった場合に「おはよう」と言うセリフを貰った場合は何も考えないであなた自身のおはようで構いません。

ただ、役付きの場合は役の性格だけでなくその環境も含めて理解出来るように努力しましょう。